2021/12/11(土)将来を担う未成年者と現代社会のコミュニケーション
※この記事は、ゆめはきプロジェクト(1) 総合 Advent Calendar 2021の、11日目の記事として書いています。はじめに
各種Webサービスのサーバ管理者や利用者の皆様を中傷する意図はございません。
しかし、「i-FILTER」などの恣意的で度が過ぎているフィルタリング運営者に対する痛烈な批判・中傷は容認しています。
今回は、10代前半までの児童・生徒の視点から考えて行きたく思い、書いています。
コンピュータウイルスやフィッシングなど電子計算機を破壊しかねないもの、悪質な誹謗中傷、生命や財産の危険に晒されるレベルの犯罪に関わる事柄等であると容易に判別出来るものには、フィルタリングは致し方ないと思う。
しかし、未成年に対するフィルタリングサービスの現状は、汚いと思った物を隠蔽したり、人の顔色を伺うような、恣意的な運用ばかりが目立つ。
特にそれが顕著に現れるようになってきたのは最近の事。
その犯人とは、悪名高き「i-FILTER」である。
本来の成り立ちは、未成年が思わぬトラブルや犯罪などに巻き込まれぬようにという事ではないだろうか。
子供を保護する責任のある大人は、その責任を果たす目的に導入しているのであろう。
しかし実際蓋を開けてみると、課される制限が過剰であり、見知らぬものは全て危ないと言わんばかりに同一視され、蓋をされている印象しかない。
このような運用が今までもこれからもまかり通ってしまい、それを押し付ける。
果たしてこれは本当に、責任ある大人のする事なのだろうか。
これは前々から言われていた事だとは思うが、段々と危機感に移りつつある。
気づくのが遅かったぐらいだ。
そう思い始めた理由は、この悪の手が、いつの間にか個人運営のFediverse界隈にまで伸びていたためだ。
利用者に小中学生が目立ち始めた事。
それを察知したのだろうか。
まだ未熟でマナーをろくに身に着けていない子供も見受けられる。
こういう時、どう対応したら良いか。
我々もどう接すれば良いか分からず、正直悩んだ。
事態を受け、マナー等の教育について力を入れ、共存を選んだFediverseサーバーの管理者もいる。
無知などで常識の範疇からはみ出してしまっている子供に対し道徳教育を行い、既存の利用者との対立が起こらぬ様、中立を保つために努力をしていた。
ルールの周知徹底などでまだまだ道半ばながら、登録した子供達が自己表現の場としてその場に定着しつつあったり、ある程度の結果は出ていたと思う。
しかし、i-FILTERは端的に捉え拒絶し、何の断りもなく今後一切アクセス出来ないよう遮断を行った。
努力をしていた側から見れば、色々な意味で損失が大きい。
インターネット利用者全体を見回せば、善良な人ばかりではなく、一部に悪意を持った者もいる。その点には留意せねばならない。
しかし現状は、それについて教育しないどころか、見せる事すらせず隠し通す事で、まるで無かったかのように振る舞おうとしているのだろうか。
現状を見ればそう思われても仕方ない。子供の成長過程を阻害する事になりかねないと思う。
Fediverseが流行り出し早数年。
そしてパンデミック禍の現在。
必要な人にとってはとても重要な存在であり、親しい人との心の拠り所として利用されている。
にも関わらず、突然アクセス出来なくなってしまう事は、当事者である10代前半の子供達にとってショッキングな出来事として記憶され、今後より大きい悪影響が出るのではないかと危惧している。
目まぐるしく変わりゆく世の中、本来なら短いスパンで運用の見直しを行うべきものだ。
再考の余地は無いのだろうか。怠慢にも程がある。
今回述べたような考えの起きない者が、フィルタリングという重要な権限を持っては絶対ならない。